だいぶ、かなり、季節外れだけど、扇風機を買ったという話。
そもそも8月末という夏の終わりに扇風機を買う羽目になったのは
単にパートナーが新居に持ち込んだ扇風機が壊れたからなんだけど、
そもそも僕は独り暮らしをしてから今まで、
扇風機を使ったことがなかった。
かれこれ15年近くの間、になるのかな。
最初は「こんな見苦しいモノなんて置きたくない」という
パンクな精神で拒絶していたような気がするけど、
無いのが当たり前になった今となっては
単に「部屋が狭くなるから」くらいにしか思ってない。
だから実際に少し広い部屋に引っ越しして
そこに当たり前のように扇風機が持ち込まれてみると、
熱帯夜でもエアコン無しで寝れるその絶大な費用対効果に
「へぇー扇風機ってこんなに便利で機能的なものだったんだ!」
てことに改めて気づかされて、
そのへんの家電屋さんで売ってる
中国製のシンプルなデザインのそれで十分満足してた。
だからね。
別に、
プラスマイナスゼロじゃなくても全然良かったんだ!w
携帯歯ブラシのときにも散々書いたけど、
別にデザイナーズ何とかが嫌いなんじゃなくて、
いかにもすぎて正直ちょっと気恥ずかしいんだよね。
知ってる人に、
「あー、やっぱりプラスマイナスゼロなんだ、わかるわー」
「ふつうの家電屋さんに売ってるサイバーなデザインじゃイヤなんだよね?」
とか思われるのがイヤ。
いいんだよ。ホントに。そういうので。
その証拠に、元々買おうと思ってたのはPanasnoicのだったんだ。
デザインも控えめで悪くないし、何しろ機能的で、しかも安い。
#けど、季節外れすぎて手に入らなくて...(w
というのが、いつもながらの長すぎる前置き 兼 言い訳。
実際置いてみると、やっぱりいろんなところで、
ディテールキングが手がけるこだわりの「デザイナーズ扇風機」だなぁと思う。
パッと見、ふつうの何の変哲もない扇風機なんだけど
そう思わせるためにいろんなとこがふつうじゃない作りをしてる。
背面の金網とモーター部分のスムースなつながり、
末広がりの支柱、
支柱と台座のスムースなライン、
フラットな台座とそれが浮いてるように見える船底のエッジ...。
無印のシンプルと違うのは、
なんにもデザインしていないニュートラルさを狙っているんじゃなくて、
ニュートラルさを狙ってるふりして、
いろんなディテールをこだわってデザインしまくって、
結果的にニュートラルに見えるよう狙ってるところ。
それも狙ってるだけじゃなくて、ピンポイントで当てに行っている。
シンプルなデザインの中でも、良いデザインって結局、
そういう努力と工夫の積み重ねで生まれるものなんだなぁと考えさせられる。
「ふつう」になるのも大変なことなんだ......。
という訳で期待したとおりにうまくうちにもなじんで気に入ってはいるけど、
使ってみるとやっぱり、
送風モードが一世代前の単純なのしかなかったり、
前使ってたのと比べて感覚で倍くらいの重量があったり。
デザイナーは一流でもエンジニアリングは今ひとつなのかな...
やっぱりパナソニックにしといた方がよかったかな...
これだからデザイナーズなんとかは...w
うん、何でも一長一短で、完璧なものはなかなかないってことかな。
2ヶ月近くいろいろ探して悩んで選び抜いたチーズ削り。
選び抜いたというか、行き着いたというか。
何の変哲もないデザインって、こういうのだよねーっていう好例ですw
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