コンセプトを固めて業態をつくらないとだめだと.(略)フランフランにとってのA子ちゃんというのはどういう子だろうと,イメージを具体的にして,それで品揃えをしたんです.25歳の,都会に住む1人暮らしの女性.お給料は20万円台,住んでいるところはワンルームマンション,そういうところから始まりましたね.
インテリアショップflanc flancを軸に,高級ショップAGITOや和モダンのJ.,この秋誕生する新業態BALS TOKYO等を展開する株式会社BALSの社長さんの言葉.
ここのところ,ものづくりのスタンスを書かされたり,講義も実技ももてあまし気味だったり,かといって何かやりたいことが見つかるわけでもなく,自分がそうなるかどうかもわからないのに無駄に苦労話ばかり聞かされて,将来の見えない現実に何となくモチベーションが低下気味だったんですが,そうか,何て言うか,あまりにも漠然としすぎだからダメなのかも.
誰もが使いやすいものは,結局誰にとっても中途半端で使いにくいように,漠然とこんな人のためにとデザインしようとしたってイメージが固まる訳がありません.もっともっと,徹底的にその対象人物を具体化することで,デザインも自然と明瞭化する.はず.
と言うわけで,問題はその対象を,つまりは人を,もっともっと深く知ることに還元されるのではないかと.とりあえずその対象は「自分」でもかまわないと思う.自分をもっともっと具体的に知ること.アイデンティティを確立すること.
それが今考えるべき「コンセプト」の確立につながるんじゃないかと思います.
ちなみにこれ,J-WAVEの番組Make It 21内でのインタビューです.
以前は好きで良く聴いてましたが,改めて読み返してみると,まだまだ糧になる話が大量で元気づけられました.こういう番組が受けるのも東京ならではですよね.地元FMなんて「飛騨演歌街道」ですから...
課題で作ったトラス構造体に照明を仕込んでみただけの何か.
内部と外部の単純な幾何学形態が作り出す複雑なコントラスト.スクリーンに投げかけられる万華鏡のようなシルエット.狙ってやった訳ではないけど,半端に狙った既製品よりもわりと面白い効果が出てるんじゃないかと自画自賛.もう少し狙ってみる価値はありそうです.どちらかというと,量産できるよう簡略化の方向で...
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2005年9月22日 22:55 | 返信
>トラス構造体に照明
あの、図々しいことだとは思いますが、これの簡略化バージョン、私のニッチ棚に使えませんか?(なんか、よさそうだなぁ~。。)
2005年9月23日 07:29 | 返信
えぇっ,マジッすか?! 柱とかに?
現状のこれは見てくれだけで強度とか全然無いんですよね.
面白そうではあるので検討してみようとは思いますが.
2005年9月26日 23:22 | 返信
え?柱じゃなくてですね…。
いろいろアイディアをご説明したいんですが、絵が描けないからちょっと面倒なことになるので、メールのお返事、もうちょっと待ってくださいね~。m(__)m