先週くらいから「初めての機械加工で初めての家具製作」が始まりました.
が,早くも製作方針を巡って先生や同じグループの仲間と一悶着.
僕「何でこんな短い足で45mmも要るの?」
誰か「重厚感を出すために決まってるじゃないの」
誰か「50mmの板しかないからこれをカンナかけて25mmにして」
僕「って,25mmもカンナ屑にしろって?! せめて2枚に挽こうよ」
そう,根っからの貧乏性が炸裂しております.
初めての機械加工だから,練習だからっていうのはわかってます.でも,どうせ練習だというなら,どうでも良いものづくりをしようというなら,より少ない部材で済むようなデザインが他にあるんじゃないでしょうか?
#引出関連材料に針葉樹を使おうって言うのは,それは「狂いが少ない」という立派な理由があるんですよ.適材適所ですよ.単にケチってる訳じゃないんですよ.
何でもかんでもスーパーレジェーラみたいな骸骨家具にしろと言うつもりは無いけれど,愛地球博も(行かないまま)無事に終わった「環境の時代」の今,もう重厚無垢材神話はそろそろ過去の話にして,強度に適った機能的量感に重きを置くべきじゃないのかなぁと思います.
もちろん,デザインをするにあたってはとてつもなく大きな制約になることは承知の上ですが.
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2005年10月 6日 18:00 | 返信
はじめまして。注文家具屋にお勤めしているウメです。
偉そうなことはいえないですが、
「せめて2枚に挽こうよ」という考えは正解だとおもいます。
つか、仕上厚が25mmなら、それに削って捨てるところ
が少ない材料を
チョイスすればいい訳で・・・
(話せば長くなるので、割愛します)
家具の製作だけにとらわれると、そんな話になるのですが、
すべてに於いてコストがかかるということ
ここからのスタートだと僕は思いますね。
だから、K-enさんの「貧乏性」は大正解!
と思います。
では「貧乏性」炸裂でがむばってください。
もしよかったら相互リンクしませんか?
では。
2005年10月 6日 20:57 | 返信
ウメさん.こんにちわ.
mixiで何度かお見かけしておりますが,表では初めまして(^^;
ですよね~(w
さらに上を行く貧乏性の僕は,18mmに仕様変更して2枚取る案を提出したんですが,結局「反るのが怖い」という「厚板を削る」派との和解交渉が決裂.今日は一人でバンドソー板挽き大会で,スツールでも作ろうと思っていた木っ端は全部彼らに買い取られていきました(コストを抑える作戦としては成功だったのかもしれませんが).
現場の声をお聞かせいただき,勇気百倍でますます貧乏性が加速することと思います.
大体,自分でも要らないようなダサイ文机(900Wx450Dx350H)に材料費9000円とかあり得ません.
実際に定価まで計算したら,いくらになる事やら.
> もしよかったら相互リンクしませんか
ぜひ.今後とも先輩としてのご指導よろしくお願いします(w