2006.12.15  

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GENERATE / BALLISTIC ROSE

 今日は,設計製図の現実逃避で見つけたステキなデザイングッズサイト(@カナダ)を紹介します.
 「防弾素材で作られたこのブローチを胸に着けておけば,戦争が起こってもあなたの命と愛は保証されます(意訳)」て....このブローチがバッチリ役に立つくらいのケンカって一体どんな勢いなんだろう,そもそも悠長にバラのブローチを着けてられるような状況なのかと想像してたら妙に楽しくなりました.ステキすぎ.

 ところで,ここのサイトで紹介されている「Windows Table」などの写真.僕は,こういう写真を見るとどうしてもCGレンダリングにしか見えなくなってしまうという職業病を患っています.ので,その真偽を確かめるためにも,折角だから一丁この品質のレンダリングを描いてみようじゃないのと,さらに現実逃避企画を立ててみた結果がこちら.

WINDOW TABLE (Renderd by SHADE)

 でてきてみれば当たり前かもしれないけど,色ガラスを透過した光がちゃんと色付きの陰になったことにちょっと感激しました.ラジオシティでも透明度,透明カラーを考慮してるってことなんですね.
 ちなみに,脚部スチール,緑色アクリル,磨りガラスの表面素材設定の,試行錯誤の結果はこちら.

WINDOW TABLE (Renderd by SHADE)

 簡単そうで難しいのが,クロームメッキの脚.鏡面ていうのは要するに,自身の色をほとんど持たずに,その周りにあるものを映り込ませているってことだから,床も壁も真っ白の空間に置いたら真っ白になってしまうだけ(だから現実にクロームメッキされたものの写真を撮るときは,例えば写真に写らない前景や天井に黒い物体を置いて映り込ませたりしてるみたいです).
 この「色を持たない」「全反射」ていうのがポイントで,言葉通りに設定すれば,拡散反射→ゼロ,反射→最大にしたいところだけど,実際には鏡でさえそんなに激しく反射する訳じゃなく,拡散反射も反射ももう少しだけ弱めたところに落ち着くはずで,その調整が腕とセンスの見せ所かもしれません.

 磨りガラスはいろいろ試したけど,「荒さ」をいじるのが一番それっぽくなるみたいです.ただ,表面の粗さと背景のボケ具合がうまいこと所望と一致しないので要研究.また,アクリル天板は天井の照明をもっと積極的に照り返すべきだと思うけど,パストレーシングで反射を上げるとノイズが多くなって,表面がザラついて見えるので,今回は「光沢」でごまかしました.

 その他,細かいところを訊かれても面倒なので,今回はおみやげを置いときます.各自,研究材料にするなり,あら探しをするなりご自由に(汗

 レンダリングで写真コピーして何が勉強になるって,実はディテールの寸法がわりと正確にわかるんですよね.このアクリル部分のサイズとか,足の太さとか.例えば足の太さは最初20mmくらいかと思ったんだけど,明らかに太いので16mmまで削ったんですよ.でもまだ太い気がするので,15mmとか,14mmとか.意外と細くて大丈夫なんですね.

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