水都大阪「アヒルちゃん」にみる一発逆転のバズマーケティング

2009.09.29  

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ラッキードラゴン 絶好調! 水都大阪2009

 ごめん! 正直、「水都大阪」バカにしとった。

 人多すぎて中之島沈みそうや。

 全国を賑わす大阪の新しいシンボル「巨大アヒルちゃん」を拝みに最終日に訪れてみたら、全く予期せず2日しかない「ラッキードラゴン ファイヤーパフォーマンス」も見れて、なんかちょっとテンションが上がった。

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 夏の初め頃からもう既に、大阪の街の至る所で告知されていた「水都大阪2009」。けど、はっきり言って何やってるかわからへん。何かやってるみたいやけど、とりあえず行っとく?みたいな感じで開催第一週に足を運んでみたけど、なんか閑散としてて静かで、良い雰囲気でお酒飲めて、何や結構おしとやかでええイベントやないの、と思ってた。

 つまり、マーケティング的には、広報戦略失敗やったんちゃうん?と思ってた。なんかいろいろやってるらしいけど、何やってるかわからないイベント。どこで何やってるかわからないイベントに、足を運ぼうと思うか? いろいろやりたいことを並べた結果、コアコンピタンスがなくなって、存在がぼやけてしまって言うのは、よくあるブランディングやポジショニングの失敗例。
 逆に、横浜開港150周年記念イベント「開港博Y150」は、巨大クモロボット「ラ・マシン」が文句なしの目玉イベント、文字通りアイキャッチになって、全国で話題を呼んだ。「クモを見に横浜に行こう」でキャッチコピーが事足りた。この、わかりやすさってとても大事。

OSAKA DUCK PROJECT 巨大アヒルちゃん

 だから大阪はあかんやろーと思っていたのに、後半に来て、まさかの大逆転。「アヒルを見に大阪に行こう」が見事なキャッチコピーになった。そりゃそうですよ。まさかお風呂のアヒルがでっかくなっただけで、こんなに面白くなるとは思わなかったもん。反則やで、ほんま。

 やっぱりわかりやすさと思いも寄らないインパクトは大事やなーと思ったところで、うちとこを反省してみると、タイトルはわかりやすいけど内容はわかりにくいよなぁとか、そもそもインパクトってないよなとか、まだまだ改善せなあかんとこいっぱいやなーと思った。


NAMURA ART MEETING VOL.3 (@ 名村造船所跡地)

 アヒルちゃんは 10/3 ~ 10/4 の間、こちらに出没するんだとか。重工業の香りただよう造船所跡地と、脳天気なアヒルちゃんのコントラストはさぞ見物だろうなぁ。観に行こうかな。

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