2008.07.31  

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蚊取り線香

暑中お見舞い申し上げます。

 うちのアパートは、近くに川が流れていたり、隣が草むらだったり公園だったりと、それなりの環境は整っていると思われるのに、今まで蚊を見かけた記憶がありません。それでも時々蚊取り線香を焚いたりしているのは、これは「夏」のお香だと思うから。
 香りは、他の感覚器官に比べて一番意識から遠く、それでいて24時間常に機能しているから、実は空間体験の記憶のベースになっていると思います。その場の雰囲気を、まさに空気感というようなものを、香りで覚え、香りをキーに再生することができる。だから例えば、寒い日に嗅ぐガスコンロの香りは冬の香りで、蒸し暑い日陰で嗅ぐ蚊取り線香は夏の香り。
 他にもいろいろあるはずですが、これが普段意識するものでないから、改めてそういう香りと再会しないとわからないのが面白いところ。デジャブのように、そのとき意識しないとすぐに忘れてしまいます。だから、常に意識して日常を送ること、またそのゆとりを持つこと。それが日々の暮らしに対する感覚を磨き、豊かなものにしていくのに大切なことなのかなぁと思います。

 ちなみにこの黄色い蚊取り線香は、天然除虫菊を使ったレトロ仕様。緑タイプよりちょっと香りがマイルドです。強力殺虫する必要もないうちみたいな使い方とか、緑タイプの薬品臭が気になる方にオススメです。普通にホームセンターに売ってるし。


琉球ディスコ@ホワイトステージ

 最近は、残業150時間突破してみたり、ソファを衝動買いしてみたり、フジロックに初参加してみたりと、割と充実した毎日をなんとか元気にやってます。もう少し時間を見つけて自分の研究テーマを掘り下げていきたいなーと思っているところだけど、思っているだけで全然できないままなので、もう少し敷居下げて日常的なことを綴っていこうと思います。

 今後とも、ゆるゆるとしたお付き合いを。

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