現代建築家谷口吉生の設計したゴミ処分場
広島に行ったら，原爆ドームの次にこれを見ろ．今日もチラリと話題になりましたが，先の「谷口吉生のミュージアム展」の中で，最もぶっ飛んでいたのは間違いなくコレだと思います．竣工は一昨年の初め．AXISで記事になったので存在自体は知っていましたが．
普通はプラント施工業者がそのまま設計にたずさわるゴミ処分場を，あえて美術館設計の第一人者の手に委ねたのは広島行政の神の一手か．人が現代を生きるのに避けては通れない，いわば都市の臓器である各種処理施設を，隠すことをせず積極的に存在をアピールすることで消費者に少しでも意識しながらの生活を呼びかける．必要なのはわかってる，けど頼むから隣町に造ってくれとどこへ行っても反対ばかりされる公共施設も，こういうのだったら少しは歓迎してくれるのかもしれません．
某環境万博にはほとんど興味なかった僕でも，広島の，いやむしろ，地元行政のゴミ処分場とかリサイクル工場とか浄水場とかは見学に行かなきゃならんと思っています．腰はずっしり重いですが．ツアー組もうかなぁ．
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