2004.12.10  

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 『サタデーナイトフィーバー』(1977年アメリカ)

 土曜日の夜にダンスクラブのお立ち台でさんさんと輝く「ダンスキング」も,日常に戻ればしがないペンキ屋のバイト,それ以外はちまちまとダンスの練習,父親は失業し期待の兄は重圧に負け退職→家出,ホールで出会ったインテリ女にはアホなガキだと相手にされず,うまくいかない人生に次第に全てが茶番に思えてきてますます投げ槍になっていき,目標もないまま同じところをグルグルと廻るだけの負のスパイラル.
どうしようもない現状でもなく,無茶な高望みでもなく,自分という人間に見合った自分なりの生き方をどういうところから見つけていくのかという問いに対する,1つのささやかなヒント.なんだ,僕が生まれる前の青春時代も,結局みんな同じことを悩んでたんだなぁと.

 僕の中でトラヴォルタは小太りおじさんのイメージしかないのでそんなおっさんがダンスでフィーバーって大丈夫なのか?! と実は思ってたけど,ごめん,普通に格好良かったです(当時23歳でブロードウェイダンサーな訳で).ディスコ時代の幕開け.そりゃこんなの見せられたら確かにフィーバーするしかありませんよ.イェイ!

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