2004.10.06  

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 いやー晴れ! 見事に晴れ! と言うわけで,都合1週間分くらい溜めてた洗濯物を一気に片づけ,布団も干して,クリーニングを回収して,落札された秋物スーツを発送して,意気揚々とお台場で開催中のデザイナーズウィークコンテナ展へ出かけてきました.

 富士通デザイン.未来のFMVのコンセプトモデルの展示.何はなくともメディアセンターのデザインが最高でした.白木と曲面とヘアラインシルバーの見事なコンビネーション.って,これってつまり○ウルコンセプトじゃん! パクられた! え~,そのうちパクらせていただきます.コンセプトは良く覚えていません.

 エレコム.つまり単なるキーボードネタ映像なんですが,地面から照射されてるプロジェクターの映像を手に持ったトレーシングペーパーで受け取ってそこに映像が投影されるという発想がとてつもなく斬新で,宙に浮く映像を紙ですくい取っているような,なんだか不思議な感覚でした.

 慶應義塾大学隈研吾研究室.音声をQRコードにして壁に貼り付けまくる参加型展示.何となく,きっとあらゆるものにコード化されたチップが貼り付けられてモノそのものの姿形じゃなくてコードを読みとることでモノの存在とアイデンティティを認識するようになる未来世界の姿が垣間見れた感じでおもしろそうだったけど,実はQRコードは音声ファイルのURLをコード化しているだけで操作やDLに時間がかかってサクサク楽しめないのが,技術がアイデアに追いついてないのか,それとも研究不足なのか,かなり惜しいと思いました.

 アルフレックス×サイレントシーン(東京芸大油彩科).コンテナの中には壁に埋め込まれるようにして椅子やテーブルが配置されて,その失われた断片はプロジェクターによる虚像で保管されています.そして時と共に移ろう虚空間と,永遠に姿を変えない実空間.なんだかよくわかんないけど妙に落ち着きます.ついついソファに腰掛けて長居してしまいました.
 他のコンテナはどれも「デザイン」の領域だったけど,ここだけは明らかにアート空間が完成されていました.なるほど,油彩科によるプロデュースな訳だ.

 帰りはヴィーナスフォート...の下にあるヴィレッジヴァンガードで2時間くらい徘徊してました.いろんなヴィレヴァンに行ったけど,ココほどカオスなヴィレヴァンは他にないんじゃないかと.面白!

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