「コンパクト MEETS ラグジュアリー」.NISSANの新しいコンパクトカーTIIDAのコンセプト.
今,盛んに「価値観の問い直し」が行われている.
以前だったら,コンパクトカーは大きさに見合った価格にする為に限界までコストを削るのが当たり前.だから安くて小さいか,大きくて高いかの1次元でしかモノが選べなかった.けど,「小さい」ことに特別なメリットを感じ,積極的に小さいクルマを選ぼうとしても,内外装がチープで機動力も安全性も不十分なモデルしかなかったら? VWのGOLFやプジョーが売れる理由はそれじゃないの? そう,選択肢は2次元にも3次元にも多角的に拡がっていくべきなんだと思う.
テレビでも同じ.液晶で限界まで小さくする事ができたときに提案されたのが,テレビに生活の重点を置かない人の為の,コンパクトで上質な液晶テレビ.ピアノフィニッシュやアルミフレームやレザーハンドルを贅沢にあしらい,使わないときはインテリアライトとして機能する.同じ価格を出せばもっと大きいのが買えるのに,と考える人は端から相手にしていない.「大きさ」という分かりやすい尺度だけでない,もっと複雑でいろんな価値観が理解でき探求する人に向けられたデザイン.
そんなコンセプトで僕が選んだパソコンがPOLO R.今はメールとエクセルくらいにしかPCを使わないし,前のPCも拡張性を考えて組んだけど結局拡張したのはメモリ1枚くらい.そう,僕に必要なPCはハイスペックでも高機能でも拡張性でもなく,使用目的なりにしか生活スペースを占有しないコンパクトさ,それと所有欲を満足させてくれて,この先5年でも10年でも使っていたくなるような美しいデザイン.
10年後のOSは多分走らないが,それでもきっと僕はこのPCを満足して使っていそうな予感.あるいは,10年もすればもっと良いデザインのPCとめぐり合えたりするだろうか.
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