題材が「クレヨンしんちゃん」という子供向け映画だったにも関わらず,各方面の批評家やクリエイターから「天才」の名を欲しいままにしていたアニメーター湯浅政明が,自分の持てる力をすべて自分のやりたいように放出しまくって生まれた作品.と言っておけば他に説明の必要は全くないと思わなくもないけど,つまり,世界は自分が存在しなくてもいつもどこかで勝手に廻っているけども,それと同時に「自分の世界」を廻しているのは自分以外の何ものでもなくて,それがどう展開してどうなるかっていうのは自分でさえわからないんだから,とにかく自分の思うがままに無我夢中で突き進みなさいっていう作品です.
期待度120%で観に行って,それに180%以上で返礼してくれたくらいにパーフェクトです.身もだえするくらい笑ってください.
スチームもハウルももういいや.これを観たら全部色褪せちゃって.
電車で,見るからに人生にがんばってなさそうな人が,「がんばらないつきあい方」ていう本を読んでました.うん,もうすこしがんばった方がいいと思うよ.
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