ローマの休日 (1953年アメリカ) オードリーヘップバーン グレゴリーペック |
"不朽"の名作と言う言葉は,まさにこういう作品のためにある言葉だと思います.
ドレス姿ですらりと歩く彼女.大胆なショートヘアにカットしちゃう彼女.広場の階段の踊り場でジェラートに夢中になる彼女.ベスパで二人乗りする彼女.真実の口で手を食いつかれる演技に悲鳴を上げる彼女.ホントに,今更としか言葉が見つからないくらいそこら中で引用されまくっている映像のオンパレード.
「ローマの休日」は,モデルから映画女優としてロンドン,フランスで頭角を現し始めたオードリーヘプバーンのハリウッド映画デビュー作で,既に公開前から彼女の溢れる魅力に業界騒然.当たり前のようにオスカーで主演女優賞を受賞.彼女の地位を不動のものにした作品です.
そんなわけで,今更ではあるんですけど,でも実際観てたら全然「今更」って感じはなく,新しくはないけど,全然古くない.ラブコメってどこかで「んなバカな」みたいな要素があるものだと思うんですけど,この作品に限って言えば皆無です.なんかありとあらゆるシーンがすべて微笑ましいんですよね.もちろんオードリーのキュートさによるところも大きいですが,脚本もうまいし,当時としてはとても珍しかった「ローマロケ」も,映像の楽しさ,うきうきした気分を増強してくれます.
ラブコメの王道.文句なしに素晴らしい映画です.オードリーの魅力だけでなく,映画全部の完成度が高いです.未チェックの方は是非.
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