2006年6月

フラッシュ構造材

キャビネット作りの要「フラッシュ材」について一言

2006.06.26 | Comment | Trackback Ping

 今年の「収納基礎制作」は,デザインから自由にやらせると,(難しい構造を避けたりして)勉強にならないとか一貫した指導ができないとか間に合わないとか,何かと理由があってのことだと思うけど,結局「全員が指定された図面の通りに作る」という技術オンリーの何とも味気ない課題になってしまいました.「全員が同じものをつくる」ので,必然的に「作業を分担して全員分をまとめて作る」という量産工場みたいな雰囲気だし....

USBメモリデザイン論

2006.06.16 | Comment | Trackback Ping

 学校PCとのデータ交換という必要性に迫られて,今更USBメモリを買ってみました.これほどまでに各社で機能が完全に横並びでデザインが多様な製品って案外珍しいように思うんですが,それなのにいざデザインで選ぼうとするとなかなか良いのがないのが現状.なんかサイズとか機能的イメージに囚われすぎ? シンプルにすりゃ美しくなる訳じゃないし.寿司USB程じゃないにしろ,もっと機能的要件やサイズや価格の制約を取っ...

妹島和世 / 物語のある家

家具の中に住む人たちの物語

2006.06.15 | Comment | Trackback Ping

 建築絵本シリーズ.建築家妹島和世が自身の住宅建築「梅林(うめばやし)の家」をたくさんの写真と語りかけるような優しい文章でわかりやすく解説.実際に生活をしているその姿を確認し,家族の素朴な願いを忠実に実現することだけが目的だったことを知って,現代建築の代表作品のように語られるこの家も,単にリアルな家族の姿が反映された結果に過ぎないんだなと実感しました.  梅林の家は,全体はふつうの家とほとんど同...

原研哉 / マカロニの穴のなぞ

2006.06.14 | Comment | Trackback Ping

 現代日本のデザイン会の指導者原研哉の,日経新聞に連載していたエッセイを集めた一冊.1回分の分量も少なく,休み時間にちょこちょこ読んでいてもすぐに読み終えてしまう程の読みやすさだけど,やっぱり目の付け所が秀でてて,それでいて時々おちゃらけたりする文章をさらりと書いてのけるあたりが良いなーと思いつつ,結局デザインは生活を豊かで楽しくするための行為であり,デザイナーとして思うこと,心がけていることは...

重く 静かに 聴き流す ドラムンベース特集

2006.06.03 | Comment | Trackback Ping

 何故か図書館の雑誌コーナーに置いてあったSTUDIO VOICEを読んでいたら,何となく新譜が欲しくなっていくつか手に入れてきたので,折角なのでご紹介.  ラウンジじゃ軽すぎる.ブレイクビーツじゃ堅すぎる.もっとこう,どっぷりと楽曲の世界に浸透していくことができて,ここではないどこか美しい世界を垣間見ることができるような,そんな音楽が聴きたい.という想いと共に探した音楽です. The Art O...