2006年1月

手作りステー

2006.01.31 | Comment | Trackback Ping

 サイドテーブルFOLIOのセミオープン扉にようやくステーが付きました.もともととても弱い造りになっていて,まぁ自分で優しく使う分には問題ないだろうと思っていたんですが,光栄にもロビーに展示していただけるという憂き目に逢って,若干割れが走ってしまうほどのダメージを負ってしまったために,早々に撤去して補修した次第です.  閉じると左みたいな感じです.単純に麻ひもとか革ひもで「張るだけ」にしなかった...

木のノート

2006.01.29 | Comment | Trackback Ping

 ランドスケーププロダクツのプリントファブリック貼りのは見たことあったんですが,天然木を貼ってしまうと言う誰もが考えそうで実際にはやらなさそうなこのノートを目の当たりにして,ささやかな衝撃を受けました.でも,何が一番驚いたかっていうと,これを天下のコクヨさんが作っているという事実.  以前からコクヨには目を付けていると以前に書いたことがありますが,さらに一目置かれたことは言うまでもありません. ...

木のクリップ

2006.01.28 | Comment | Trackback Ping

PRODUCTSIZEMATERIALPRICE (Tax Incl.) Wood Peg (3pcs)9W 12D 75LOak / Walnut / etc¥500 (¥525)  以前に作った木のクリップの量産モデルです.前のは市販のクリップのプロポーションをなるべくそっくりそのままパクっていたんですが,よく考えたらそうするメリットはまるでなく,折角なので少しでも美しく見え...

谷進一郎・木の仕事

2006.01.20 | Comment | Trackback Ping

 前回に引き続き,特別講義2回目のゲストは,長野県小諸で木工に従事する工芸家谷進一郎先生です.国展に所属し手がけられている神々しいまでに正統派な工芸作品を見たことはあったので身構えてしまいましたが,思いの外小柄(な印象)で,時折見せる笑顔が優しい人でした.まったく,権威に弱い自分の性分を疎ましく思います.  正直言うと,僕は今まで工芸作品に全然興味がありませんでした.本来は日常に使うはずだった「...

前田木藝工房

木工芸家に訊く 本当に必要とされるものを作る技術

2006.01.13 | Comments(2) | Trackback Ping

 毎回特別講師として家具製作に携わる職人を招いて現場の生の声を聞くという特別講義「家具製作実務」.2年生が対象のはずですが,もはや当たり前のように製図をフケて潜り込んできました.  その第1回目のゲストは,松本で家具工房を運営する前田純一先生.東京で明治時代に創業した江戸指物職人の3代目.自身も指物師として修行を積み工芸展で賞を得るまでになったが,ふと自分が普段座っている椅子が安っぽい既製品であ...

広島県環境局中工場

現代建築家谷口吉生の設計したゴミ処分場

2006.01.11 | Comment | Trackback Ping

 広島に行ったら,原爆ドームの次にこれを見ろ.今日もチラリと話題になりましたが,先の「谷口吉生のミュージアム展」の中で,最もぶっ飛んでいたのは間違いなくコレだと思います.竣工は一昨年の初め.AXISで記事になったので存在自体は知っていましたが.  普通はプラント施工業者がそのまま設計にたずさわるゴミ処分場を,あえて美術館設計の第一人者の手に委ねたのは広島行政の神の一手か.人が現代を生きるのに避け...

角田光代 / 対岸の彼女

大人になったら「友達」を作る方法や目的が変わるのかな

2006.01.09 | Comment | Trackback Ping

 以前「じゃマール」などの個人広告に『親友募集』という広告を載せるのが流行っていました.親友って,そんな募集してつくるようなものじゃないだろうって,変な話だと思っていたし,実際マスコミでもそんなことが取り沙汰されていたのを思い出しました.  じゃあ「親友」って何だろう.どうやってつくるものなんだろう.当時はそれ以上知りようもなかったけど,今になって思い当たるのは,吉野朔実さんの言う「相思相愛であ...